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ぼやき・映画・小説

2021-01-01から1年間の記事一覧

夏 日曜日 カップル

【フィクション】 熱帯魚を飼いたいけど絶対すぐ殺しちゃうと踏みとどまるふたり 今日はあんまんの気分と言って普段食べないあんまんを買って、わけっこするけど多い方を食べなよと譲り合って何故か喧嘩になってしまうふたり 昼間から屯している中年達をみて…

かたおもい

「マルタ留学に行こうと思う」 「いきなりだねまた」 「待っててかどこそれ」 「ヨーロッパ」 「いいなあ私も行きたいヨーロッパ」 「いつから?」 「明後日」 「うそでしょ!?」 「逡巡するより、こういうのは行っちゃうんだよ、行ってから決めるの」 「キ…

終電前、20分

【フィクション】 上手くいかないよと首を横に振り続ける彼辛いけど別れようと言う彼 私たちは、どこから間違えたんだろういつから毎日、言い争ってたんだろう 「やだ、一緒にいよう、お互い好きならそれでいいじゃん」 彼の顔を覗き込むように、最後の説得…

見てくれを気にしすぎて世知辛いんだが

六本木とか西麻布で高級ディナーを食べたり 何か知らんけどパーティーみたいなのに行ったり(いやそんな行ってはないけど) あとは大手企業勤めの男性やIT企業の社長と関わっている 自分に社会的地位の高さを感じたり ちやほやされて悪い気持ちはしないよね …

浸る

※スト缶と7%入れてます 観た映画のタイトルは言いません。 あと一歩だったね。 私的には始終辛かった。 恋愛ってやっぱ死ぬほど難しいし 世知辛いを感じる。 映画のエンドロールを見て思う。 今日絶対歩いて帰ろ てか監督!伏線はるのうますぎ 私は人の名…

【映画】宇宙でいちばんあかるい屋根をみて純真を取り戻したくなった話

夜更しのできる金曜日には映画を見ながらお酒を飲む。 今日は「宇宙でいちばんあかるい屋根」という邦画を観ました。 一夏の成長物語 ファンタジー映画 ---- 14歳のつばめは、隣人の大学生・亨にひそかに恋心を抱くごく普通の女の子。両親と3人で幸せな生活…

【本紹介】サン・テグジュペリ 人間の土地・夜間飛行

星の王子様でお馴染み サン=テグジュペリ ちょっと出川哲郎に似たこの人 作家兼パイロットだったのです。 皆様お馴染みの星の王子様を書いた人です。 星の王子様では今でも尚人々に知られる超名言が連発されていますが、たとえば 肝心なことは目に見えない …

小説途中 タイトル未定

青森県平内町。 今やそこにいた過去は褪せて滅多に思い出すことのない場所であるが、そこでの生活は派手ではないものの、つつましやかに暮らすことは許され、牧歌的ともいえる日々であった。 二十七年前の冬、役者を目指し学生時代を途中で放棄した私だが、…

小説途中 夏風邪

私は自分を理解してほしいくせにそれをわざと隠す。 最初から諦めているからだ。 下手に明かしたところで他人の関心を集めたいだけの哀れな人間として軽く流されるか、私を精神の病んだ煩わしい人間として同情の表情を見せたと同時に縁を切ることを決心する…